肩パットの・・

先日のこと・・

お客様がオフ白のフォーマルジャケットをお持ちになりました。

全体をコンパクトにつくり変えるご依頼でしたが、いつものように鏡の前でのこと・・

20年位前の商品ですので厚い方パットが入っていました。

これを取ってからのピンワークです。。  大変なことが!!!

肩パットが劣化を起こしてぼろぼろに・・おまけにオレンジ色に変色しています・・・・・

お客様はびっくり! でも、これって珍しいことではないんです。

ある種のウレタン素材を使った肩パットによく見られます。

そして・・クリーニングの溶剤も一因しているのではないでしょうか??

怖いことにこの時代のデザイナーブランド・・特にインポート商品は殆んどこの素材が使われたようです。

たぶん方パットの型が作りやすかったのでしょう。。。

袖口辺りや縫い目などにもオレンジの粉が入り込んでいます。

時間をかけて丁寧に取っていきます・・・作業台は悲惨なことになっています。

これでも早め?? に中を開けたのでこの程度ですが・・・考えると恐ろしいことです。。

明き・・

秋・・じゃなくて 「明き」 のお話。。

英吉利のとても有名なアバンギャルドなブランドのお洋服が大好きなお客様・・

ワンピースを購入したけど 「着れても脱げない!!!」 とのこと。

脇にファスナーがあるのですが、ウエストが細すぎて・・生地が地厚でストレッチが強度です。

直すところは衿ぐりの浮きを取るのと着易くする事・・かなり難題です

何とか着ていただき確認・・裏も凝ってる・・ウエストにも切り替えが一杯。。。。。。 

それでも後ろ明きにするっきゃない!! 

初めに後ろ中心に鋏を入れなければなりません。 かなり高額のワンピースです。

鋏を入れる決心をするのに数日掛かりました。

次に縫い代を確保するための作業・・・

無事ファスナーが付いたときのうれしかったこと。。

ホントに飛び上がるくらいうれしくてその後はどっと疲れか安心感か判らなくなるようなボーっとした状態に・・

ファスナー付けに数日掛かるなんて・・とってもホッといたしました。。